Z会幼児とポピー、どちらを選んだらいい?
Z会の幼児コースってどんな感じ?
この記事は上のような疑問をお持ちの方に、幼児ポピーとZ会をダブル受講した感想を正直に教えます。
ポイント
幼児ポピーは2歳児〜年長の4年間、Z会は年長の1年間受講しました。
この記事でわかること
- Z会と幼児ポピーのちがい
- Z会をやってみた口コミ感想
- Z会のメリットとデメリット
- Z会が向いてる子とは?
- 幼児ポピーが向いてる子とは?
この記事はZ会幼児コースのことを中心に書いているので、幼児ポピーのことも詳しく知りたい人は下の記事も合わせてご覧ください。
Z会と幼児ポピーを比べると、どちらがいいとか、どちらがハイレベルとか、そういう問題ではなく、
知的好奇心を刺激し「なぜ?」「なに?」を考える力を育てる:Z会
算数や国語の基礎力(読み書き計算)を育てる:幼児ポピー
と、目的がまったく違います。
Z会は大手4社(Z会、こどもちゃれんじ、幼児ポピー、まなびwith)の中でいちばん特徴的で、ちょっと異色な教材と感じました。
他の通信教育がどちらかといえば算数や国語の基礎に重点をおくのに対し、Z会は「主体的に学ぶ力」を育てることに重点をおいてます。
「主体的に学ぶ力」を育てるために、体験学習教材(ぺあぜっと)があったり、自然や生き物、生活など自然科学に関する問題がとても多いです。
ただ、算数や国語の勉強が中心の他社とちがい、Z会は、
- 実験や体験学習が多く、親の負担が大きい
- 自然科学の問題が多く、普段から身の回りの色んなことに興味関心を持っているかが問われる
- 自由回答の問題が多く、自分で考えて自由に書くことが苦手な子にはハードルが高い
- 算数や国語は、ペースはゆっくり、レベルはやさしめ、量は少なめ
といった特徴があります。
合う/合わないがハッキリ分かれる教材で、Z会が合う人は他社では伸ばせない力(主体的に学ぶ力)が育てられる良い教材です。
一方で、合わない人には教材を持て余し、無駄にする可能性が高い教材と評価が分かれるように感じます。
ですので、口コミ感想をしっかり調査して判断するのがおすすめ!
この記事を読めば、Z会の特徴やメリットデメリット、幼児ポピーとZ会のどちらを選んだらいいか判断できますので、最後まで読んで教材選びの参考にしてください♪
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Z会幼児コースと幼児ポピーのちがい
Z会と幼児ポピーで大きく違うのは以下の4点です。
- 教育方針:Z会は主体的に学ぶ力(根っこの力)を育てる。幼児ポピーは算数と国語の基礎を育てる。
- 取り組みやすさ:Z会は子供だけで取り組むのが難しい。幼児ポピーは子供だけでも取り組みやすい。
- 親の負担:Z会は親の負担が大きい。幼児ポピーは親の負担は軽め。
- 料金:Z会は高い、幼児ポピーは安い
教育方針
Z会幼児コースは「主体的に学ぶ力(根っこの力)」を育てることに重点を置いてます。
一方、幼児ポピーは算数と国語の基礎となる「読み・書き・計算」をしっかり身につけることに重点を置いてます。
Z会流!主体的に学ぶ力の育て方
Z会が重視している「主体的に学ぶ力」とは、身の回りのいろんなことに対して「なぜ?」「なに?」と疑問を持ち、自分なりの答えを見つけようとする姿勢です。
主体的に学ぶ力をつけるために、Z会幼児コースの教材は、
- 体験型教材「ぺあぜっと」で実験や体験を通して知的好奇心を育てる
- 日常のなかでの気づきを問う問題を通して「なぜ?」「なに?」を考える力を育てる
- 答えが1つでない自由回答の問題を通して「考えを表現する力」を育てる
といった特徴があります。
主体的に学ぶ力を育てることに重点を置いているので、ひらがなの読み書きや数字の勉強は学習ペースもゆっくりだし、問題もやさしめです。
Z会は、小学校の勉強を先取りして学ぶことを重視してません。
知識より「根っこの力」を育てることを大切にしており、教材もそちらにボリュームを割いてます。
Z会:実体験を重視し、主体的に学ぶ力をつけさせたい人向き
幼児ポピー:算数と国語の基礎をしっかり身につけさせたい人向き
Z会と幼児ポピーでは教育方針がかなり違うので、子供になにを学ばせたいかを基準に教材を選びましょう。
取り組みやすさ
Z会は子供だけで取り組むのが難しい教材です。
「ぺあぜっと」の体験学習は子供一人ではできないので、親が導くことが必須。
「かんがえるちからワーク」も単純な読み書き計算ではなく、日常生活での気づきを問う問題や、自由に表現する問題など、子供だけでは答えるのが難しい問題が多いので、親が説明したりサポートする必要があるでしょう。
それに比べて幼児ポピーは子供が取り組みやすいよう、イラストやシールが多く、子供が楽しく主体的に取り組みたくなる教材です。
内容も、幼児ポピーは読み書き計算の練習がメインなので、慣れてくれば子供だけで取り組むことも可能です。
親の負担
Z会は子供だけで取り組むのが難しいぶん、親の負担がかなり大きいです。
「ぺあぜっと」の実験で使用する道具など、ぜんぶ自宅で用意する必要があります。
一方、幼児ポピーは丸つけをするぐらいです。
Z会は子供のやる気以上に、親のやる気が問われる教材だと感じます。
料金
料金は圧倒的に幼児ポピーが安く、Z会は幼児ポピーの2倍以上の金額です。
Z会 | 幼児ポピー | |
年少 | 1870円〜2200円 | 980円 |
年中 | 2244円〜2640円 | 1100円 |
年長 | 2431円〜2860円 | 1100円 |
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Z会幼児コースの口コミ感想(かんがえるちからワーク)
まずは「かんがえるちからワーク」をやってみた感想をご紹介します。
- 自然科学の問題がすごく多く、日常の気づき、なぜなにを考える力がきたえられる
- 自由回答・自由表現の問題が多く、想像力と表現力がきたえられる
- 図形の問題が多く、想像力がきたえられる
- 論理的思考力を問う問題も多め
- ひらがなや数字の問題はゆっくりペースでやさしい
自然科学の問題がすごく多く、日常の気づき、なぜなにを考える力がきたえられる
自然や生き物、生活など、自然科学に関する問題がすっごく多いです。
読み・書き・計算の力をつけたくてZ会に入会した人は、自然や生き物など目的外の問題量の多さに驚くかもしれません。
(多すぎてびっくりしました!)
ボリュームで言うと「算数・国語」と「自然科学」が同じぐらいあります。
他の通信教育(幼児ポピー、まなびwith、こどもちゃれんじ)でも自然や生き物を学ぶコーナーはありますが、きちんとした問題として出題しているのはZ会だけ。
自然や生き物、生活に関する問題は、外で遊んだり、料理を手伝っていたりしないと答えられないZ会特有の問題で、日常生活での気づきが問われます。
問題を解くには日ごろから親が子供の気づきをサポートし、自然現象の解説をしてあげる必要があります。
身の回りのことに興味を持ち、「なぜ?」「なに?」を考える力を育てる、Z会ならではの問題だと感じました。
具体的にどんな問題なのか、年長コースのテキストから一部紹介します。
▼にんじんを切った時の断面図がどうなる?お肉を炒めたらどうなる?(生活)
▼水を凍らせたらどうなる?水を沸かしたらどうなる?(科学)
▼あたたかく暮らすにはどうしたらいい?(生活)
▼なんの卵かな?(生き物)
▼重さの仕組み(科学)
▼冬の木や草の様子(自然)
▼太陽の動き(自然)
こんな感じで、身の回りや自然に関する問題が盛りだくさんのテキストです。
こういった問題にたくさん触れていたら、日常生活の中で「なぜ?」「なに?」と疑問を持って考えることが習慣化されそうですよね。
これがZ会幼児コースの狙いとなります。
自由回答・自由表現の問題が多く、想像力と表現力がきたえられる
想像力、表現力をきたえるために、自由に回答を書かせる問題がたくさんあります。
想像して自由に書くのが好きな子はいいですが、自由回答が苦手な子は取り組むのを嫌がりそうです。
なにを書けばいいか戸惑ってしまう子には、親が上手に導く必要があるなと感じました。
こういった問題でも、Z会は読み書き計算の力より、考える力や表現力を重視しているのが分かります。
具体的にどんな問題なのか、紹介します。
▼家にある物を使って「まる(円)」を書く問題
▼冬の公園が春になるとどうなる?を絵で描く問題
▼食べたいサラダを描く問題
▼どんな花が咲くかを考えて描く問題
大人でもこういった問題が苦手な人、多いですよね。
でも、これからの時代、こういった力はすごく重要になります。
他社(幼児ポピー、まなびwith、こどもちゃれんじ)は文字の読み書きや計算が中心で、このように自由に想像して答えを書く問題はほとんどありません。
想像力、自分の考えを表現する力をきたえるなら、Z会がおすすめです。
図形の問題が多く、想像力がきたえられる
図形や展開図の問題を通して「組み立てたらどうなる?」を考える力を鍛える目的なのか、Z会は図形の問題が多いです。
(幼児ポピーは図形、立体、展開図の問題はかなり少ない)
幼児には若干難しめなので親のサポートが必要になるかもしれませんが、図形の問題は頭の体操にもってこいなので、いいなと思いました。
論理的思考力を問う問題も多め
論理的思考力をきたえる難しめの問題も多いです。
例えば、上の4枚の絵を見て時系列に並べる問題では、前後での変化を洞察する力、論理的思考力がきたえられます。
こちらは4枚の絵を見て、かけっこの順位を答える問題。
大人でも一瞬考えてしまうような、論理的思考力が必要になる問題です。
ひらがなや数字の問題はゆっくりペースでやさしい
ここまではZ会特有の難しめな問題ばかりでしたが、それとは対照的に、文字の読み書きや数字の学習はゆっくり進み、やさしめです。
ボリューム(問題量)も多くないので、文字の読み書きや数字をメインにやりたい人は、ちょっと物足りないかもしれません。
Z会年長コースの「読み・書き・計算」に関する問題はこんな感じです↓
自然科学の問題量を多くとっている分、算数や国語の問題量は少なめなので、文字の読み書きや数字をメインに勉強したいなら、幼児ポピーやまなびwithがおすすめです。
合わせて読みたい
ちなみに、慣用句など他教材ではあまり扱ってない問題もあり、ここでも普段の生活での学びを重視してると感じました。
入学準備ワークは小学校を意識した勉強ができるが、量は少なめ
年長10月号から入学準備応援ステージが始まり、小学校の勉強を意識した算数や国語のワークが登場します。
イラストやシールなどは無く、小学校の教科書やテストに似た問題で、しっかり力をつけられます。
ただ、入学準備用のボリューム(問題量)はそんなに多くなく、相変わらず上で紹介した自然や生活に関する問題、自由回答の問題などが多めにはなりますね。
3月号では長文の読解問題もあり、これはなかなか鍛えられるなと思いました。
足し算や引き算の式も少しだけ出てきます。
自然科学や自由回答など「主体的に学ぶ力」を育てることを重視しつつも、算数や国語の基礎もポイントをおさえて学ぶのがZ会スタイルです。
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Z会幼児コースの口コミ感想(ぺあぜっと)
続いて、体験学習教材「ぺあぜっと」の感想です。
「ぺあぜっと」は親子で体験・実験をし生きた学びをしていく教材で、この体験学習がZ会幼児コースのメインともいえます。
しかし、正直なところ、私は面倒くさいと思ってしまいました(すみません)。
なぜなら、必要な材料は全部自分たちで用意しないといけないし、外でやる実験ならお出かけしないとなりません。
ぺあぜっとの教材を生かすには、子どもと一緒に親も真剣に取り組む必要があります。
ぺあぜっとの内容は「夏休みの自由研究」を想像いただくと分かりやすいです。
例えば年長コースでは「光の反射」に関する体験学習があるのですが、家の中を暗くしてCDを探す体験をします。
「真っ暗なまま探す」→「懐中電灯を使って探す」と2段階に分けて行い、「暗いところだと光がよく見える」「光はCDに反射する」という体験をします。
さらにあと2種類、光に関する体験学習を行い、光の性質を体得していきます。
また、年中と年長は「ぺあぜっとシート」と呼ばれる添削問題(月1回)があり、「ぺあぜっと」で体験した内容を絵にして提出する課題があります。
添削課題は体験した内容を自由な発想で表現し、表現する力もきたえられます。
「ぺあぜっと」は自由研究が好きだった人、子どもと一緒に実験や体験をするのが苦にならない人には向いているでしょう。
親が子供と一緒に主体的に取り組めば、子供にとって楽しい経験、楽しい遊びになるし、「なぜ?」「なに?」と疑問に思う力、自分なりの答えを考える力がつき、とても価値ある学びになることは間違いありません。
ただ、面倒くさがりな方、忙しくて時間が取れない方は教材を十分に活用できない可能性大です。
その辺をよく検討した上で入会を決めることをおすすめします。
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Z会幼児コースのメリット
Z会のメリットをまとめます。
実体験を通して主体的に学ぶ力を育てられる(アクティブラーニング)
実験や体験を通して学ぶことは、受け身でなく主体的に学ぶ力が育ちます。
読み書き計算など単純作業は今後AIが人間の代わりにやってくれますが、「気づくこと」「考えること」は人間しかできません。
身の回りのことに疑問を持って、自分なりに答えを考える力って、これからの時代とても重要ですよね。
Z会の教材はそこを育てることができる、唯一の通信教育です。
実験や体験を通した学びは、何にでも興味を持ち、時間的に余裕がある幼児期にぴったり。
学校に入るとどうしても学校の勉強がメインになってしまうので、勉強のことを気にせず体験や実験に重点を置けるのは幼児期ならではです。
時間や気持ちに余裕がある幼児期に、主体的に学ぶ力をつけられる(アクティブラーニング)教材は、数ある通信教育のなかでもZ会だけでしょう。
他社にはない異色な問題で知的好奇心を刺激できる
他社とは違い、テキスト(かんがえるちからワーク)の問題が知的好奇心を刺激する異色な問題が多いです。
*悪い意味ではありません。
知的好奇心を刺激して、「なぜ?」「なに?」と疑問に思う力、答えを想像して考える力、考えたことを表現する力をつけられるのがZ会のメリットだと感じました。
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Z会幼児コースのデメリット
Z会のデメリットはこちら。
親の負担が大きい
親が子供の学びに関わる必要があり、幼稚園の先生のように色々やってあげる必要があります(苦笑)
その辺の負担を受け入れられるかどうかがポイントかなと思いました。
料金が高い
料金については、幼児ポピーと比較するとすごく高く感じますが、Z会の教材をしっかり活用できるなら、内容に見合った料金だと思います。
教材をしっかり活用できるかどうかは親次第なところが大きいので、その辺をよく見極めて入会するのをお勧めします。
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Z会幼児コースはこんな人におすすめ
まとめると、Z会はこんな人におすすめです。
- ひらがなや数字など学校の勉強より、「体験学習」「生きた学び」を求めている
- 幼児期は、知識よりも「考える力」「想像力」「表現力」を重視して学びたい
- 幼稚園や保育園での体験学習に物足りなさを感じているので家で補いたい
- 子どもと一緒に体験や実験をしたい
上のような方は、Z会がおすすめです♪
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幼児ポピーはこんな人におすすめ
一方、このような人はZ会より幼児ポピーを選んだ方が合っていると思います。
- ひらがなや数字の勉強をしたい
- 机に向かった勉強習慣をつけたい
- 小学校の入学してから困らないよう入学準備をしたい
算数や国語の基礎ならZ会より幼児ポピーの方がじっくり繰り返し学べます(しかも安い!)♪
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まとめ:Z会幼児と幼児ポピーは教育方針が異なる!目的に合わせて選ぼう
Z会幼児コースと幼児ポピーを比べると「どんな力を育てるか?」が全くちがうことが分かりました。
どちらがいいとか、どちらがハイレベルとか、そういう問題ではなく、
知的好奇心を刺激し「なぜ?」「なに?」を考える力を育てる:Z会
算数や国語の基礎となる力(読み書き計算)を育てる:幼児ポピー
目的がまったく違います。
Z会はひらがなの読み書きや数字よりも、根っこの力「主体的に学ぶ力」を育てるための教材です。
算数や国語の問題より、
- 実体験を通して「なぜ?」「なに?」を考える(ぺあぜっと)
- 実体験での気づきを問う問題(自然や生き物、生活に関する問題)
- 自分の考えを表現する力をつける問題(自由回答の問題)
のウェイトがとても大きいのが特徴です。
ですので「通信教育でどんな力をつけたいのか?」を考えて教材を選ぶことをおすすめします!
いろんなことに「なぜ?」「なに?」と疑問を持ち、自分なりの答えを考える力をつけて欲しい。
自分の考えを表現する力をつけて欲しい。
→Z会幼児コースが向いてます♪
算数や国語の基礎(読み書き計算)を身につけてほしい
→幼児ポピーが向いてます♪
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