小学校1年生の5月ごろに習う「なんこ」と「なんこめ」。
例えば、白丸が並んでて、
- 左から2個ぬりましょう
- 左から2個目をぬりましょう
といった問題です。
- 何個→量を表す
- 何個目→順序を表す
の違いを理解してるかがポイントですが、混乱してる子も多いですよね。
この記事では「なんこ」「なんこめ」の違いを子供に分かりやすく教える方法を書きました。
違いが分からなくてつまずいている子がいましたら、ぜひ参考にしてください。
小1算数の教え方シリーズ
「なんこ」「なんこめ」は身近なもので体験して覚える
「4個のチョコ」はチョコが4つあるという意味で、量を表してます。
一方、「右から4個目のチョコ」は右から4番目の位置にあるチョコを指しており、順序を表してます。
これが混乱して問題が解けなくなるんですよね。
このちがいを理解するには身近なもので実際に体験するのがいちばんです。
まずは「量」を理解する
小さい子は身近なもので実際に体験すると理解が早いです。
まず、おはじきを10個用意して並べます。
おはじきが無ければ「個包装のチョコ」等でもかまいません。
まずは「量」を理解するために、
「3個ちょうだい」
「6個ちょうだい」
と言って、子供からおはじきを受け取りましょう。
このやり取りで「量」の概念を理解します。
おそらく3〜4歳ぐらいの子でもできると思いますが、次の「順序」との違いを理解するために必ずやってください。
次に「順序」を理解する
「3個ちょうだい」「6個ちょうだい」がスムーズにできるようになったら、次に、
「右から3個目をちょうだい」
「右から6個目をちょうだい」
と言って、子供に取ってもらいます。
(左右が分かっていなかったら「こっちが右だよ」と教えてあげてください)
つまずく子もいるかもしれませんね。
もし迷っていたら、1個目、2個目・・・と一緒に数え、
「これが3個目だね。この3個目のおはじきをちょうだい。」
とやさしく教えてあげましょう。
これを何度も繰り返し「右から何個目」「左から何個目」をスムーズに選べるようにします。
「何個」「何個目」のちがいを教える
「3個ちょうだい」と「右から3個目をちょうだい」の両方をスムーズにできるようになったら、まとめの解説をしましょう。
- 「3個のおはじき」はおはじきが3つ(量)あるということ
- 「3個目のおはじき」は3番目の位置にあるおはじきを指すということ
「量」と「順序」の違いを教えます。
「量を表してるのか?」「順序を指してるのか?」
この区別がつくようになればこの問題は解けます。
区別がつくようになるまで、おはじきや個包装のお菓子などを使って日常の中で繰り返し練習しましょう。
「なんこ」「なんこめ」が学べる教材
「なんこ(なんばん)」「なんこめ(なんばんめ)」が学べる教材をご紹介します。
【かんたん】Eテレ「さんすう犬」
Eテレの低学年向け算数番組さんすう犬でとても分かりやすい動画を見つけました。
「左から4つめ」と「左から4つ」のちがいを丁寧に分かりやすく解説してます!
かなり良い動画なので、つまずいてる子は必見です。
さんすう犬ワンで、
☑︎左から4つめ
☑︎左から4つやってる😆
この問題、年中や年長の教材でもよく出てくるよね。
苦手な人、さんすう犬みるといいよ‼️ https://t.co/QAHjPdHkKf pic.twitter.com/7aEL5BFuQY
— ゆっこ*小1と幼児のお勉強 (@educheerful) March 4, 2020
【かんたん】ちびむす(無料)
「なんばんめ」の問題だけを扱っているプリントです。
まずは「右からなんばんめはどれ?」「下からなんばんめはどれ?」を完璧に答えられるよう繰り返し練習しましょう。
https://happylilac.net/kazu-nanbanme.html
【むずかしめ】すきるまドリル (無料)
少し難しくなります。
「なんばん」と「なんばんめ」のちがい、「上からなんばんめで 左からなんばんめ はなに?」のプリントがあります。
ちょっと難しいかもしれませんが、チャレンジしてみてください!
https://sukiruma.net/download-san1_nanban/
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