圧力鍋が壊れたので「クッキングプロ」を購入しました!
この記事では、実際に半年使ってわかった、
クッキングプロってなに?
クッキングプロのメリット・デメリット
おすすめレシピ
を紹介します。
クッキングプロは電気圧力鍋で、ガスやIHを使わず電気で加熱する調理家電です。
火を使わないので、ほったらかしでも安心して調理できるというのが最大のメリット。
特にこんな人におすすめです。
ほったらかし調理がしたい
おかずを ”あともう1品” カンタンに作りたい
我が家では、煮卵、ひじき豆、野菜の煮物など「あともう1品」のおかずを作るのに大活躍で、週3〜4回使ってます!
使ってみてわかったデメリットやメリットを忖度なしの辛口で書いたので、最後まで読んで購入検討の参考にしてくださいね。
クッキングプロ(電気圧力鍋)とは?
クッキングプロは電気で使用する圧力鍋です。
ガスやIHを使わず電気なので目を離してもだいじょうぶ。
熱源が電気なので、タイマーで予約調理する、調理中に掃除や洗濯など他のことをするなど、ほったらかし調理できるのがふつうの圧力鍋との最大のちがいです。
クッキングプロに材料を投入してスイッチポン!
その間に子どもたちをお風呂にいれ、お風呂上がりには夕飯が出来上がっている!!
そんなことが可能になるのがクッキングプロ。
調理中の時間を他のことに使えるので、キッチンに張りついていた時間を有効活用できます。
また、放ったらかしで作れるので、手間をかけずにおかずをもう1品作り足すことができ、食卓が豊かになるのもメリットです。
基本の使い方
基本の使い方は、
材料を入れる → スイッチオン → 完成
と、とても簡単です。
お肉に焼き目をつけてから圧力調理をしたい場合、クッキングプロで焼くこともできます。
焼き目をつけてから他の材料を入れてスイッチポン!
これ1台で「焼く→圧力調理」できるので、洗い物も増えません。
調理後は自動で保温されるので冷める心配もありません。
温め直し機能もついてるので、遅く帰ってきたパパに出す時も困りません。
ふつうの圧力鍋とのちがい
熱源が「電気」か「火(ガスやIH)」かのちがいを除くと、正直、ふつうの圧力鍋とクッキングプロのちがいってそんなにありません。
”1台8役” ”豊富なメニュー機能” "ほったらかし調理” と魅力的な言葉をうたっており、「なんかすごそう!便利そう!」と思うかもしれませんが、
私の場合、くりかえし作っているのはシンプルな圧力調理のみ。
いま圧力鍋をお持ちの方だと「クッキングプロだからこそ作れるメニュー」はあまり無いとお考えください。
ただ唯一のちがいである「熱源が電気」というのがかなりのポイント。
ふつうの圧力鍋だと調理中は目が離せませんが、クッキングプロはほったらかしOK!
放ったらかしできるので随分とご飯づくりがラクになるし、おかずがカンタンに1品増えます。
- 圧力鍋を持っていない人→ クッキングプロ を買うことで、圧力鍋ならではのメニューが楽しめる(しかも放ったらかしOK)
- 圧力鍋を持っている人→ クッキングプロを買うことで、ほったらかしで圧力メニューが作れるようになる
作れるメニューはふつうの圧力鍋と変わりませんが、「ほったらかしで圧力調理できる」という点がとてもおすすめです。
クッキングプロのデメリット
クッキングプロを半年使ってみて分かったデメリットを教えます。
電気圧力鍋の広告を見ると「ほったらかし調理」「時短」など魅力的なワードが並んでいますが、使ってみてわかった本当のところはこちら。
意外と時間がかかる
圧力鍋あるあるですが、調理時間は短くても加圧と減圧に時間がかかるので、トータルでかかる時間はそんなに短くありません。
よくカタログに「調理時間10分で肉じゃが完成!」とか書いてますが、あの時間は圧力調理中の時間しかカウントしていません。
レシピの調理時間が10分でも、加圧・減圧時間を含めるとトータルで40分〜1時間近くかかります。
(トータル時間はメニュー、量、圧の強さなどで変わります)
ほったらかしでOKなのでその時間で他のことができるとは言え、急いでるときはちょっと困る時もありますよね。
ちなみに、私はどうしても待てなくて早く蓋を開けたいときは、無理やり排圧して開けてしまいます。
排圧の仕方↓
圧力調理は終わっているのに減圧が終わらずピンがこのように立ったままの時に
蓋についてるスイッチを「圧力」→「排気」にして、無理やり鍋の中の圧力を抜きます。
排気口から一気に蒸気が吹き出すので少しずつ注意しながら排気しましょう
このようにピンが降りると圧力が下がったという合図で、これでやっと蓋を開けることができます↓
ただ、圧力鍋はこの減圧の時間も大事な調理工程で、減圧中に味が染みこみます。
なので、おいしく食べるなら自然と減圧するのを待つのがいちばんです。
クッキングプロでおいしく調理するなら、食べたい時間の1時間前にセットし調理開始するのがおすすめです。
一度に作れる量がそんなに多くない
クッキングプロは炊飯器のような作りになっていて、内釜に材料を入れて調理します。
クッキングプロの内釜の大きさは、5合だき炊飯器の内釜と同じです。
これが意外と小さくて(苦笑)
- カレーや汁物 4人分(おかわり無し)
- おでん 2人分
- 手羽元10本ぐらい
そのぐらいしか作れません。
うちは4人家族ですが、副菜ならクッキングプロでも十分な量が作れますが、メインのおかずを作るには足りないです(苦笑)
4人以上の家族でみんなしっかり食べる家なら、メインのおかずを作るには確実にボリューム不足でしょう。
たくさん食べる家の場合、クッキングプロでメイン料理をたっぷり作るのは難しいので、汁物や副菜を作るものとわりきった方がいいと思います。
電気圧力鍋1台で毎日のご飯作りから完全に解放されるわけではない
「放ったらかし調理」の甘い言葉に惹かれ、電気圧力鍋に過度な期待をしていませんか?
カレー、煮込みもの、ブロック肉、骨つき肉、煮魚、豆、大根など、圧力調理に向くメニューならカンタンに作れるのは事実です。
しかし、毎日このメニューの繰り返しでは飽きてしまうし、栄養もかたよりますよね。
炒め物、揚げ物、焼き物などはクッキングプロでは作れません。
「毎日の夕飯作りから解放されたい!」と過度な期待をして買うと、期待はずれになるので注意しましょう。
クッキングプロのメリット
実際に半年使ってみてわかったメリットをご紹介します!
ほったらかしできる
もうこれに尽きると思います。
調理中に子どもをお風呂に入れたり、テレビを見たり。
時間を有効に使えるようになったことがうれしいです。
カレーやシチューなら、あとはご飯を炊けば夕飯完成です。
スイッチポンで夕飯が完成なんて最高すぎです!!!
あと1品がカンタンに作れる
「焼き魚とサラダを作って、あと1品どうしよう。」
「おかずが若干少ないな。あともう1品欲しい。」
そういうことってよくありますよね?
そんな時、我が家はクッキングプロで、冷蔵庫にある残りものを放りこんで煮物を作ったり、残った野菜でスープを作ったりしてもう1品追加します。
クッキングプロを買ってから、おかずが増え食卓が豊かになりました!
お手入れがラク
洗うパーツがそんなに多くなく、鍋も内釜を洗うだけなのでお手入れがラクです。
ふつうの圧力鍋だとお鍋自体が大きいので洗うのが面倒でしたが、内釜を洗うだけなら小さくてほんとうにラクですね。
お手入れが面倒だとだんだん使わなくなるけど、これなら使う気になれます。
おすすめメニュー
ということで、我が家がよく作ってるメニューを紹介します。
残りもので煮物を作るなど「名も無い料理」も多いですが、クッキングプロの普段使いの様子がお分りいただけるかなと思うので参考にしてください!
無水カレー
まずは定番中の定番!無水カレーです。
トマトや野菜の水分だけで作るカレーで、お水は一切入れません。
材料を内釜に投入。トマトは湯むきをしてザク切りです。
加圧調理終了。野菜だけでこんなに水分が出ました!
あとは市販のルーを入れてコトコト煮込む・・・
くつくつ煮込んでる様子を動画でどうぞ
完成です。
トマトの甘みと風味が広がる絶品カレーで、子どもたちもパクパク食べてました。
無水カレー、ほんと美味しいですね!!!
しかし1つ問題が。
ぴったり4人分の量しか作れず、すごく美味しかっただけにモリモリ食べたかったのに、おかわりがありませんでした(涙)
カレー4人分作るには量がものたりないのが難点です・・・。
手羽元のサムゲタン風スープ
私の一番のお気に入りが、手羽元を使ったサムゲタン風スープ。
今日おかずが足りないな〜って時にも助かるメニューでよく作ります。
手羽元(8本入りました)、長ねぎ、生姜、にんにく、お米、塩こしょう、お水を投入。
作っている最中から生姜とにんにくのいい匂いが。
たまりません!
調理終了して開けてみると・・・
最後に塩こしょうで味を整えて完成です!
骨からお肉がホロホロと簡単にはずれ、とってもやわらかい!
寒い時期や風邪を引いた時にもおすすめ。
ちなみに、一度だけお米を入れずに作ってみたことがあるのですが、スープにコクが出ずにいまいちでした。
お米を入れるだけで深みのあるスープになるんですね。
これを作るときは、必ずお米を入れて作ってみてください!
五目豆
お豆大好きな我が家♪
クッキングプロだと豆料理が簡単&短時間でできるので助かります。
洗った大豆、人参、こんにゃく、水、だし、醤油、みりん、砂糖を投入し、スイッチポンで完成です。
おでん
これも簡単でおすすめ!
手抜き料理ということでこれを使用しました(笑)
作り方は、上のおでん袋の中身と汁、大根、こんにゃくを投入してスイッチポン!
大根、こんにゃくは下ゆでせずに切ってそのまま入れるだけです。
ただ、1点注意があります。
練り物やガンモは加圧すると膨張するので、具材は少なめに入れましょう。
私は欲張ってたくさん入れすぎたため、調理中に吹き出してしまいました。
慌てて調理を中断。スイッチを排気に回して中の圧力を抜きましたよ。。。
蓋を開けてびっくりしたのが、おでんの具(特にガンモ)が膨張してパンパンに…
ちょっと経つと具がしぼんでこんな感じに(笑)
途中、吹き出すという圧力鍋あるあるのハプニングが起こりましたが、短時間で大根やこんにゃくに味が通ってびっくりするぐらい簡単&美味でした。
次回からは具材の量に注意して作りたいと思います(反省)
豚汁
豚汁や味噌汁も簡単にできます。
味噌以外の具を入れてスイッチポン!
加圧調理が終わったら味噌をといて出来上がりです。
でも、味噌汁はわざわざクッキングプロを使わず、普通の鍋で作った方が時短かもしれません(笑)
ペンネスープ
パスタも作れます。
前日にクッキングプロで作った豚肉のスープが余っていたので、そこにペンネを投入してスイッチポン!
スープパスタが簡単にできるので、スープが余った時にやってみてください。
ただ、若干パスタに火が入りすぎました。
今度は加熱時間を短めにしよう・・・
煮卵(味付け卵)
これは我が家の常備菜で、無くなったらすぐに作ります(笑)
煮卵って味を染み込ませるのに時間がかかりますが、圧力鍋だと短時間で味がしみてすぐに食べられるのがうれしい!
クッキングプロにゆで卵と煮汁を入れ、「肉・豆」で5分調理。
あっという間に出来上がりです。
卵と一緒に、大根、じゃがいも、こんにゃくなどを入れたりもします。
煮汁を調味するのが面倒なときは、めんつゆを薄めて使うとラクですよ。
煮物(大根、丸ごとじゃがいも、こんにゃくがおすすめ!)
味がしみこみにくい「大根」「丸ごとのじゃがいも」「こんにゃく」なんかは、圧力鍋で煮込むととってもおいしくなります♪
我が家でよく作る煮物はこちら↓
- 大根&ちくわ
- 大根&たまご
- 大根&こんにゃく
- じゃがいも&人参
- じゃがいも&卵
煮汁は、めんつゆ、おでんつゆ、白だしなどを使い、テキトーな感じで作ってます。
*適当すぎてすみません。
大根やじゃがいもがホロホロになり、味がしみしみ。
ふつうの鍋で作るよりも、圧力鍋だととってもおいしく仕上がりますよ!
「おかず足りない・・・」って時に、とっても便利です。
クッキングプロのレシピブックもおすすめ!
クッキングプロ専用のレシピブックもあるので、こちらもおすすめです↓
気になる電気代は・・・?
電気調理となると気になるのが電気代。
クッキングプロの定格消費電力は700Wなので、例えば30分使ったとすると約10円の電気代になります。
思ってたほど高くないので安心しました。
ちなみに、電気代は電気料金計算サイトで算出しました。
まとめ:クッキングプロはこんな人におすすめ!
まとめると、クッキングプロはこんな人におすすめできます。
ほったらかし調理がしたい
おかずを ”あともう1品” カンタンに作りたい
冷蔵庫の残りものを使って、ほったらかしで煮物を作れる便利さを知ったら、もうこれ無しには生きていけなくなりました。
ほったらかし調理がしたい人、食卓を豊かにしたい人はぜひチェックしてみてくださいね↓