2013年に第一子、2015年に第二子を、東京の広尾にある日本赤十字医療センターで出産しました。
この記事では日赤での出産入院のこと、食事や費用、部屋、分娩などを口コミします。
これから日赤医療センターで出産をひかえている方のお役に立てるとうれしいです。
分娩スタイル|自然分娩のみ。無痛なし。フリースタイル分娩あり。
日赤では自然分娩を推奨しているため無痛(和痛)分娩はやっていません。
母親学級でも説明があり、どうしても無痛を希望の人は他へ転院していただきますということでした。
予定日を超過してもすぐに促進剤を使わない点でも、自然なお産を推奨している病院だと感じました。
この病院では、陣痛〜分娩〜出産後2時間程度の休息をずっと分娩室で過ごします。
陣痛室で子宮口が全開になってから分娩室へ移動という病院も多いですが、日赤だと途中で移動しなくていいので楽チンでした。
また、日赤ではフリースタイル分娩をやっているので、分娩台で仰臥位になって産む一般的なスタイルだけでなく、産婦さんが好きな体制で産むことができます。
私は一人目は仰臥位で出産しましたが、二人目は分娩台の上で四つん這いになって産みました。
フリースタイル出産は、産婦さんにも赤ちゃんにも負担が少ない体制で産めるのでオススメです。
*フリースタイル出産の様子は下の記事を読んでください。
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分娩室は完全個室でホテルのようなお部屋
日赤の分娩室はとても広くてキレイです。
また、産婦さんが緊張せずリラックスできるよう病院という感じはしなくホテルの1室のような雰囲気になってます。
全部の分娩室が個室になっており、ソファやトイレも分娩室の中にあるので付き添いの家族も心地よく過ごせる空間でした。
この病院はスタッフの数も多いので、陣痛の間はずっと助産師さんが付き添ってくれ放置されることは全くありませんでした。
問題がなければすぐにカンガルーケア
出産後はすぐにカンガルーケアをしてくれます。
カンガルーケアの後、そのまま部屋の中で赤ちゃんの身長や体重測定を行います。
産まれてから別室に赤ちゃんを連れて行くことはなく、ずっと私の目の前で赤ちゃんのケアをしてくださりとても安心できました。
そのまま産後2時間は分娩室で休息し、問題がなければ産後フロアの病室に移動します。
移動は元気な人なら歩いていきますが、私の場合は2回とも出血量が多く貧血のため車いすで移動しました。
部屋は4人部屋(有料の個室もあり)
産後を過ごす入院部屋ですが、基本は4人部屋です。
追加料金を払うと「隣との仕切りが壁になっている4人部屋」や「個室」もあります。
私は基本の4人部屋でしたが、正直、広くはありません。
ベッドの横に赤ちゃんのコットを置いたら残りスペースはほとんどなし。
収納棚の前に赤ちゃんのコットをおき、反対側のベッドサイドにTV、冷蔵庫、椅子が一脚。
また、ドーナッツクッションと授乳クッションは各ベッドに置いてあります。
(ちなみに、二人目はほぼ無傷で出産したので、産後すぐからドーナッツクッションなしで座ることができました!)
荷物はベッドの横に備え付けてある収納棚にしまいましたが、入りきらなかったので使わないものは家族に持って帰ってもらいました。
大部屋だとトイレと洗面台は各部屋の入り口についているので、4人部屋ならその4人で共有することになります。
ちなみに4人部屋は「窓側」も「通路側」も広さは同じ。
私は一人目の時は「通路側」、二人目の時は「窓側」のベッドでした。
もしベッドを選べるなら「窓側」が絶対におすすめです。
窓側のベッドだと窓のところに荷物を置けて便利。
また、カーテンを開けると渋谷方面の景色が広がって見え、日当たりもとても良く、開放感があるので通路側にくらべてかなり広く感じました。
こちらが窓側のベッドからの眺望です。
渋谷のヒカリエやセルリアンタワーが見えました。
TVと冷蔵庫は有料
ベッド横にあるTVと冷蔵庫は有料です。
TV&冷蔵庫共通のプリペイドカード(1枚1000円)を買い、カードを差し込むと使用できます。
5日間の入院で冷蔵庫はずっと使いっぱなし、TVは毎朝15分間NHKの朝ドラを視聴しましたが、カード1枚でギリギリ足りました。
6日以上の入院になるとカード1枚では厳しいかもしれません。
食事
食事は「the病院食」といった感じで、お祝い膳はありません。
見た目は質素ですが、味は優しく身体にいい感じで美味しかったですよ。
日赤の入院食については「【日赤医療センターの食事レポ】出産のお祝い膳はないけど味はGood!」に詳しく書いたので読んでください。
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【日赤医療センターの食事レポ】出産のお祝い膳はないけど味はGood!
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産後直後からの24時間母子同室
この病院は母乳育児に熱心な病院なので、基本は産後直後から母子同室で頻回授乳を行います。
が、一人目の時は出血が多く貧血気味だったので出産当日の夜はナースステーションで赤ちゃんを預かってくれました。
預かってもらっている間も、きっちり3時間おきに看護婦さんが赤ちゃんをベッドまで連れて来るので授乳を行います。
(授乳が終わったらまたナースステーションに赤ちゃんを戻します)
母乳分泌が軌道にのるまでは最低1日10回、できれば12回以上吸わせて欲しいと言われました。
12回ってことは2時間おきに授乳となります。
一人目の時は「初めての授乳」「初めてのオムツ替え」にてんてこまいで、1回の授乳&オムツ替えに1時間近くかかりほとんど寝る暇がありませんでした・・・。
さすがに寝れなさすぎて疲れきってしまい、見かねた看護婦さんが2時間預かるから寝なさいっと言ってくれた日もありました。
入院生活は ”おっぱい合宿”!
この病院はBFH(Baby Friendly Hospital)といって、 WHO・ユニセフが「母乳育児の保護、促進、そして支援」するための産科施設として認定している産院です。
簡単にいうと、母乳育児がスムーズにいくよう入院中に熱心に指導してくれる病院。
それはもう超・超・超・熱心です。
基本的には母子ともに問題がなければ、産後すぐから24時間母子同室で泣いたら授乳を繰り返します。
画一的な授乳指導はなく、担当の助産師さんがベッドにきて授乳状況をチェックしその人に応じた指導がされます。
助産師さんはみんなとても優しく、厳しいことを言われたり嫌な顔をされることは一切なく、とても熱心に相談にのってくれるので「こちらも頑張らなきゃ!」という気になります。
だけど、第一子のときは頑張りすぎてぜんぜん休めずに疲れ切ってしまった私。
赤ちゃんをカワイイと思う余裕すらなくなってました。
なので、第二子の時は無理せず自分の身体を休める時間を確保。
疲れたら遠慮せずにナースステーションに預け、シャワーやハミガキ、食事の時間はちゃんと確保し、赤ちゃんのことだけでなく自分のことも大切にしました。
しかし、私はもともと母乳の出が悪い方で、2回とも入院中はほとんど母乳が出ませんでした。
絞ってもにじむ程度しか出ないおっぱい。
そんな私でも最終的には完母になったのは、熱心に授乳指導をしてくれたここのスタッフのおかげだと思ってます。
母乳育児が軌道にのるまでの話しは「母乳がにじむ程度から【完母】になるまでにやった6つのこと|母乳不足解消方法」に書いたので母乳不足にお悩みの方はぜひ読んでくださいね。
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出産費用
自然分娩で基本の大部屋なら「60万円前後」になります。
病院は新しくて綺麗だし、スタッフはたくさんいて安心できるし、周産期医療がバッチリ整っている。
総合的に考えて、都内でこの価格なら決して高くない(むしろ安い?!)と思います。
詳しい費用は「【日赤医療センターの出産費用】2回出産したのでそれぞれの金額を公開」に書いたので読んでくださいね。
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さいごに:日赤はこんな人におすすめ!
自然なお産がしたいけど万が一に備えて大きな病院がいい
高齢出産やハイリスク出産
母乳で育てたい
日赤医療センターはそんな方におすすめの病院です。
私は2度のお産をこの病院で終えることができて本当に満足しています。
長い人生の中で数えるほどしか経験できない出産というイベント。
もし、もう一回出産するとしても、日赤で産みたいです。
後悔せずに満足いく出産をするために、本記事がこの病院を検討中の方に少しでもお役に立てればうれしいです。
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